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夢一夜

 私は地球が滅亡するのを知って火星に逃げて仕舞おうと思い立ち庭に置いてあったロケットで宇宙へと飛び立った。しかし私は長い間この内部を掃除して居なかったので機内のあちこちに見たことも無いような気味の悪い昆虫がわさわさと蠢いていた。運良く殺虫剤を持ち合わせて居たので近くの虫の密集している箇所に一吹きしたところ一斉に虫が飛び立ちたちまちの内に機内は喧しい羽音で一杯になった。私はドアを開け宇宙へ飛び出すと重力の摂理によって眼球が飛び出し口から臓器が吹き出て見るに耐えぬ姿になった、もっともここは宇宙なので見ている人なぞ居ないだろうが、などと考えているうちに私の体は公転をはじめた。宇宙と一体となったのを感じて私は安堵した。母の胎内にもう一度戻ったかのような心地がした。羽音はいつのまにか止んでいた。
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ジャッキグー

反逆ののろし (アクションコミックス)反逆ののろし (アクションコミックス)
(1995/01)
榎本 俊二

商品詳細を見る

某古本屋で偶然発見。やったね!
ゴッキーの単行本見つけたときもそうでしたが例によって105円でした。


これはまじでやばいね。榎本俊二の天才的なセンスだね。
「風前の灯ジョー」は鳥肌立ちました。あとがきにも書いてありましたが、計算しつくされてます。この6ページで彼の全てを表してるんじゃないか。


全然関係ないけどFirefox3をダウンロード中。サイトが超重い件。
ギネス記録ガンバレ。

骨液

 男がスピーチを終えると、観客のあいだからどっと拍手が沸き起こった。そのスピーチは、彼が前々から練りに練って作り上げた原稿にもとづいたもので、苦心のかいあって大成功を収めたのであった。観客の拍手はいつまでも鳴り止まなかった。男は上機嫌で壇上から降りたが、急に何か思い立ったらしく、そのまま大急ぎで便所へと向かった。
 便所の洗面台の鏡の前に一人の女が微笑んで立っていた。そこに男が走り込んできて、しばらく息を荒げていたが、女が男に声を掛けた。
 「あなたのスピーチはうまく行きましたか?」
 「何を言っているんだ。ずっと耳をそばだてて聴いていたくせに」男は息切れしながら答えると、洗面所の蛇口をひねり顔を洗った。しかしそこで信じ難いことが起こった。蛇口から出てきたのは水ではなく、赤紫色のドロドロした液体であった。液体、というのも憚られる。言うならばジェル状、それどころかほとんど固体に近い部分すらあり、さながら動物の内臓をミキサーで骨ごと掻き砕いたかのようなものなのである。しかし男はそうとは気づかず、彼のそう悪くはない顔にその奇怪な物体をこすりつける。たちまち彼の顔は異様な様相をかもし出し、顔中から血液が滴っているかのようであった。
 男は蛇口の流れを止め女と向き直った。女はその一部始終を謎めいた微笑みでもって傍観していた。男は息もととのい落ち着いたとみえて口を開いた。
 「それであんたは結局今夜のパーティーに参加するのかい」
 「参加しようとしまいと私の勝手だわ。それよりあなた、顔がまだ濡れているわよ。タオルを貸しましょうか?」女は手に提げていたバッグからアニメキャラクターの等身大フィギュアを取り出し彼女の隣に立たせた。
 「折りたたみ式のフィギュアなんて初めて見たよ」と、男は驚いたように言った。
 「そうかしら?」女は何でもないといった風に、「今どきは携帯電話だって折りたたみ式なのよ。フィギュアが折りたためても何もおかしくないわ。むしろ自然よ」
 「でも腰があらぬ方向に曲がっているフィギュアなんて見たくない」
 「うるさいわね」女は急に険しい顔になり男の腰の関節を想像を絶する握力で破壊した。男は声にならないうめきとともに体中の穴という穴から赤紫色のドロドロとした液体を噴出して便所の床に倒れた。女子便所の桃色のタイルが赤く染まった。女は男が倒れた拍子に手放したスピーチの原稿を取り上げて個室に入り、用を足すとその表紙を破りそれで尻を拭いた。水が流れる音とともに女は個室を出て微笑みを湛えつつその場を去った。男の屍体と等身大のフィギュアだけが残されていた。拍手が水の流れる音と重なっていつまでも続いていた。

ほうとう昇仙峡

学校の学年旅行で山梨とか軽井沢に行ってきました。


6月5日の朝出発してバスで3時間半、まずは浅間火山博物館に到着。
微妙。風神さまとかピッカリ君とかがガタガタ動いて解説したり、手塚アニメっぽい雰囲気の解説アニメが垂れ流されてたり、周辺に棲む生物の紹介とか、まあ良く出来てはいるんですけど・・・個人的には1783年の火砕流とかの詳しい話を期待してたので残念でした。
外は天気悪くて霧まみれ。遊歩道歩いてる時間はないらしい。おわり。


続いてバスで30分、軽井沢野鳥の森へ。さっきも言ったけど天気悪まみれ(?)なので鳥とかはあんまりいなかった。
ツキノワグマの生態とか、爪跡とか、捕獲のための檻の工夫とか、探査の方法とかを、場所ごとに待ってるインストラクターが説明してくれました。
kumatansa.jpg

↑クマを捕獲して発信機を首につけ、そのクマがどこにいるか特定する。
アンテナを持って、ピッ、ピッと音のする方に向けて、その方向の角度を記録。それを3箇所でやって、それぞれの交点がつくる3角形の中にクマがいる、ってわけです。けっこう原始的。
説明わかりやすいしなかなか楽しかったです。
「ピッキオ!」は「この蛆虫がッ!」の方言と勝手に設定。


さらにバスで2時間半、宿に到着。数人で1つのコテージで、それぞれのコテージに移動するには外に出なきゃいけない(当たり前)。学校の旅行とは思えぬ小ぎれいないいところでした。
人生ゲーム借りてみんなで遊ぶ。僕は人生の半分をフリーターで過ごすという地味人生。ゲームなのに。
夜中に他の部屋にふらっと出かけてふらっと帰ってくる。地図も懐中電灯も持ってなかったので案の定迷って、方向音痴の本領発揮。小雨に打たれて夜中の2時半になんとか自分の部屋に戻ります。
2階にはベッドが2つ。男2人で並んで寝るのはどうかと思う。僕は1階で布団敷いて寝ました。


2日目は朝7時から容赦なく起こされる。朝食は納豆ご飯。バイキングなのに。


IMGA0147.jpg

↑日本名水百選に指定されてるという、三分一湧水へ。この日は良い天気。
10分くらい眺めておわり。短っ。名水百選なのに。


IMGA0150.jpg

野辺山天文台にて、口径45メートルの電波望遠鏡。写真に収まんないっす。


そこから1時間半、昼は昇仙峡の「ほうとう会館」で山梨名物ほうとうを食べる。うどんのコシがないやつみたい。でも美味しい。


世界一の影絵美術館としてギネスブックにも載った影絵の森美術館へ寄ったあと、そこから昇仙峡を4kmくらい下る散歩。
景色が超きれい。写真20枚くらい撮りました。
でも1人で行動してたので人が写ってる写真がほとんどない。修学旅行なのに。

IMGA0156.jpg

syosenkyo.jpg

syosenkyou2.jpg

霊夢はおまけ。この記事のタイトルとかけてるのさ。
「ほうとう」がPCだと漢字が出てこないので断念。残念。
風景画は要練習だなあ・・・背景という概念は私の頭には存在しなかったのです。


そんなわけで夕方に学校着で解散。楽しい旅行でしたとさ。
楽しかったんだからレポートなんて書かなくていいでしょう。ねえ?


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